PixivFactoryで1冊から本を作れる、そしてBOOTHで受注販売できるということを知ったので、やってみることにしました。
それまで同人誌は、イベント行かなくなったしなぁ、トラブルとか嫌いだから自家通販もしたくないしなぁ、みたいな感じで消極的だったので作らなくなったのですが、最近はネットで通販の仕組みもだいぶ整ってきているということで、じゃあちょっとやってみよかーみたいな感じで手を出してみました。
最近はとらのあなさんとか、メロンブックス(フロマージュ)さんとか、イベント参加しなくても本を売りに出せる仕組みがあるんだなということもわかり、それならちょうど呪術とかチェンソーとかにハマってるので、印刷屋さんも少部数対応のところも増えてるので、一次創作もやりたいけど、二次創作もやりたいぞということで、なんか作りたいものを作っていこうと思います。
一次創作はそんなに売れないかも…という懸念があるので、在庫を抱えなくても済むPixivFactoryさんで1冊から刷っていただけるシステムに乗っかりました。
二次創作は受注生産や電子書籍はやりづらい環境にあるので、普通に少部数作って普通にとらのあなさんかフロマージュさん辺りに置いてもらう予定です。
単純に作れれば満足なので、在庫さえ抱えずに済めばばそれでよいかなという感じです。
PixivFactoryで作ってもらう前にやったこと
まず小説本文の原稿が必要です。
今回は練習を兼ねているので、アルファポリスにも置いてある完結してるお話を使いました。とりあえず完結してる自作品ならなんでもよかった。
自分はBL属性の人なので、やはりBL本からです。
小説本文が完成したら、iPadの場合は縦式というアプリを使わせてもらいます。他にもWordとか方法はあるのでしょうが、自分の場合は縦式を使いました。パソコンならWordとか一太郎でもよいと思います。iPadでできることはiPhoneでもできると思います。画面小さくて大変になるけど。
縦書きでレイアウト(ノンブルとか見出しとか文字サイズとかフォントとか)をすべて済ませてPDFで出力します。600dpiで出力しましょう。縦式アプリだと何もしなくても600dpiでPDFを作ってくれるみたいです。とても便利です。重宝します。
PDFで出力したら、全体のページ数がわかります。このページ数は後で表紙を作る時に必要です。
表紙は絵の上手な人に本当は依頼したい気持ちはあるのですが、依頼のしかたとかよくわからないので、結局、自作しました。自分で描いたほうが気楽というのもあります。
お絵描きは長年さぼっていたので、正直なところあまり上手いとは言えません。お絵描きへの情熱も昔ほど残っていないので、今後も表紙絵を描く時とか、たまに練習するぐらいでしかお絵描きしないと思います。むしろ二次創作絵(ファンアート的なの)のほうがテンション上がるので、それはやるかもしれません。
で、iPad(第6世代)+Apple Pencil+CLIP STUDIO PAINT EXで表紙を作成。
表紙のためのお絵描きソフトはなんでもいいです。iPadならクリスタの他に、Procreateとか、メディバンとか、アイビスは使ったことないのでよくわからないけどたぶんできるのかな? 最近はiPad用のフォトショップもイラストレーターもあるので、どれでもいいと思います。iPad使うなら、できればiPad Proのほうがいいです。自分はiPad(第6世代)で頑張ってます笑
表紙はできれば大きく描いて、後で縮小するほうがよいと思います。小さく描いて拡大するのはダメです。シャギシャギになっちゃうから。カラーイラストは350dpiで描きましょう。キャンバスサイズはA4とかB4とか辺りを推奨します。でも、でかすぎるとクリスタが落ちます。iPad Proなら落ちないかも? レイヤー増やしすぎるとクリスタ落ちます(iPad Proなら落ちないかも?)
奥付は今回クリスタで作りました。クリスタでPNGでグレースケールで出力して、縦式に挿絵のように配置してからPDFで出力します。
PixivFactoryで表紙サイズと本文サイズのテンプレートを配布しています。わかりにくい場所にあるので、頑張って探します。そのテンプレートに合わせて表紙を作っていきます。本文の文字量によって背表紙の幅が変わるので、先に本文を仕上げておきましょう。
表紙はPNGで出力します。JPGでもいいのでしょうが、自分はPNGのほうが好きです。これでレイヤーも統合された1枚絵になります。
表紙と本文が完成したら、あとは入稿するだけです。不備があるとエラーが出るので、その時は修正して新しいのと差し替えましょう。
ノートパソコン(Windows)持ってるのになんでiPadでやってるの? という感じなのですが、うちのノートパソコンはもうだいぶ古くて重たくて思うように動きません。新しいの買えよって話ですよね笑
小説本文も全部Dropboxに置いてあるので、iPadでもいろいろな作業はできます。ありがとうiPad。ただ、ノートパソコンが重たくてWindowsでしか動かせない一太郎の作業(KDP化)は滞ってます。悩ましい。