永遠のLOVEをきみに

(初出:ゆいかromance 初掲載日:2001年07月20日)

 知ってた?
 僕たちが母さんの子宮のなかでふたり寄りそうように眠ってたこと。
 その時のこと覚えてる?
 僕は……覚えているよ鮮明に。
 きみが眠ってた顔すごく鮮明に覚えてる。
 ホラだから怯えないでキスをしよう。
 僕たちはまぎれもない一卵性の双子なんだから。

 父さんと母さんの目を何度も盗んだね。
 きみはようやく僕のキスになれて自分から瞼を閉じてくれる。
 でもきみはまだわかってないよ。
 愛はキスで終わるわけじゃないんだ。
 もっと先があるんだよ。
 だから今日きみにそのことを教えてあげるね。

 きみの瞳に浮かぶ涙の意味はなに?
 なんでそんな責めた視線をするの。
 僕はきみを愛してるだけなのに。
 愛するあまりにきみのなかに楔を打ち込んでしまってるだけなのに。
 どうしてきみはそんなに辛そうに泣いて嫌がるの?
 でも僕は止まらない。
 止められない。
 きみのからだの奥底に僕を打ち込むことしかできない。

 きみはよくわからない言葉を言った。
「男同士でこんなの間違ってる」
 僕には意味がさっぱりだよ。
 だってきみは結局さいごの方では全然いやがってなくて。
 甘い吐息、かすれた喘ぎ声、潤んだ瞳。
 そう僕たちは愛し合い融合して溶け合ったはずなのに。
 母さんの子宮のなかにいた時のように寄り添っていたはずなのに。
「こんなこと父さんや母さんに知られたら大変なことに……」
 そんな風に怯え不安がるきみも愛しくて。
 僕は思わずきみのこと強く強く抱き締めてしまったよ。
 ばかだなぁ。
 大丈夫僕がついてる。
 なにも心配なんかいらないよ。
 知られないようにすればいいだけじゃないか。

 最近になってようやくきみの僕を見る目が変わったね。
 恋人を見る瞳だ。
 僕はそれが嬉しくて何度もきみにキスをする。
 そしてきみは素直に応えてくれる。
 愛しい愛しいディープキス。
 ホラふたりだけの秘密はこんなにも甘く刺激的だろう?
 だから僕はきみを一生離さないよ。
 この甘い刺激に身も心も痺れてヤミツキなんだ。

END