旧・悠久の大陸 12

(執筆日:20080127日)

「……女物?」
 レザー製の下着まがいの服だった。
「違う。男物」
「……はぁ?」
「とりあえず着てみれば」
「待て。これもしかしたらSMの服じゃ」
「いいから着ろって」
「着れるか、こんなもんっ!」
「言っとくけど、それしかないから、服」
 エルクは冷たく言い放った。
「違う服が着たかったら、自力で買え」
「……優しいのかと思ったら、やっぱり鬼だ」
 龍介は泣く泣くその服を身につけた。
 きわどい服だった。大事な部分がギリギリ隠れる程度のパンツ。上半身は丈の短いタンクトップのような形だが、何故か乳首のところに穴が空いている。
 龍介は思わず枕を握った。エルクに向かって投げつける。
「この変態ーっ!」
 しかしエルクはなんなく避けた。しかも笑顔だ。
「思ってた以上に似合ってたな」
「ふざけんなっ。こんなカッコで歩けるかっ!」
 怒鳴る龍介に、エルクが近づいてきた。いきなり手首をつかまれ、あっと思う間もなくベッドに押し倒される。
「……えっ」
 足を左右に割り開かれ、エルクの腰が間に入ってきた。
「えっ、ちょっ……」
「助けてやった礼、まだもらってねぇよな?」
「えっ……えっ?」
 エルクの舌先が、服から見え隠れしている胸の突起を舐めた。

つづく