悠久の大陸 14

(掲載日:2017年03月04日)

 先走りの味が口腔内に広がる。頬を紅潮させ、涙の粒を浮かべながら、ナツキの口は犯され続ける。まるで疑似セックスのようにリュウトは腰を振り、じゅぶじゅぶと屹立が抜き差しされる。
 スオウはナツキの窄まりを舌先でいじくりながら、手をナツキの下腹部に伸ばして握り、上下に扱いてくる。そんな風にされてしまうと、たまらず腰が揺れ、脳が煮えたようになる。
(……ああ、もう何も考えられない……)
 ナツキの意識が遠のいた。
 二人の男にいいようにされている事実だけがそこにあり、ナツキは自分の存在の希薄さを感じていた。ナツキの気持ちや人格など彼らの前では無意味なものでしかなく、この身体さえあれば満足なのだろう。ナツキの容姿にどれほどの惹きつける力があるのか自分ではわからなかったが、彼らにとってはこの上ない極上の身体なのだろう。
「んんっ、くっ」
 口腔内でリュウトが達した。口を屹立で塞がれているので、必死で嚥下するしかなかった。リュウトの手は優しくナツキの髪を撫でている。誤魔化されているような気もしたが、悪い気もしなかった。
 達したのに萎える様子のない屹立を、ナツキはそのまま口に含まされる。背後ではスオウが窄まりから口を離し、屹立の先端を押し当てていた。
「んぅっ……」
「挿れるよナツキ」
 ひくひくと収縮していた窄まりが、ゆっくりとスオウの大きさに合わせて開かれていく。潤滑剤でも垂らしたのか、スオウが浅く抜き差しをするとぬちゅぬちゅと濡れた音が鳴った。
「はぁっ……」
 がくがくとナツキの身体が震えた。スオウがゆっくりと深い場所まで突いてくる。
「ナツキの中、気持ちいい」
「んんぅっ……」
 ナツキの尻にスオウの股間がぶつかり、そのたびにパンパンと肉を打つような音が鳴る。
「ナツキ……っ、ナツキ……っ」
 スオウはしっかりとナツキの腰をつかみ、熱に浮かされたように叩きつける速度を早めた。
 ナツキの髪を優しく撫でながらも容赦なく口腔内を犯していたリュウトは、二度目の吐精を果たした後、ゆっくりと腰を引いた。
「たくさん飲んだね、ナツキ。偉かったね」
 褒められるのは悪い気がしなかった。ナツキの意識はすでに朦朧としており、背後からスオウに腰を叩きつけられるがままに、がくがくと揺れている。
「んっ、あぁっ……あっ、はぁっ、んぁっ……」
 さんざんいいようにされてきた粘膜は熱く熟れて、スオウの熱にかき乱されていく。
 リュウトが崩れ落ちそうなナツキを抱き止めた。指先で胸の突起に触れてきて、ナツキの全身がビクンッと揺れる。
「ひゃあぁっ……」
「すっかり全身が性感帯だな。乳首気持ちいい?」
「……んっ、あぁうっ」
 反射的にナツキはがくがくとうなずいた。
 リュウトはナツキの頭を撫でながら、そっと意地悪く囁く。
「口に出して言ってごらん。乳首気持ちいい?」
 指先で、ナツキの胸の突起をつまんでこねた。
「あっ、はぁっ、き、いい……っ、ちくび、きもちいい……っ」
「お尻は?」
「……んっ、おしり、も、いっ……きもち、いいっ……」
「よく言えたね」
 よしよしとリュウトがナツキの髪を撫でる。その甘美さに、ナツキは気が遠くなりそうになった。
 リュウトの顔が近づき、ナツキの唇が奪われる。ついばむようなキスから、だんだん濃厚なキスへと変わっていく。
 互いの舌が絡み、唾液が絡み、吐息が絡む。
 リュウトのキスが長くて、ナツキは酸欠になりそうだった。
 嫉妬したのか、背後のスオウがいきなり強く突いてきた。
「んはぁっ」
 ビクンッとナツキの身体が跳ねる。
 ガツガツと乱暴に突かれ、ナツキはベッドの上で崩れ落ちた。
「あぁっ、あぁんっ、ひっ、あっ、はっ」
 スオウの速度がさらに早くなる。尻を壊されそうな勢いだった。脳天まで響く快感が苦しくて、ナツキはきつくシーツをつかんだ。
「ひゃっ、あっ、いくっ、いくっ、も、だめっ……」
 ビクンッとナツキはのけぞった。射精を伴わない快感が全身を駆け抜けていく。その間もスオウは容赦なく腰を叩きつけ、やがて熱いほとばしりをナツキの中へと放った。
「ふあぁっ、やぁっ、むり、しぬ……っ」
 ビクンッビクンッと何度も跳ねて、ナツキはがくがくと崩れ落ちた。
「二本挿してみる?」
 ふいにリュウトが言い出して、ナツキは必死で左右に首を振った。
「……やだ、むり、しんじゃう……っ」
「挿してみようか」
 スオウが応じた。
「やだ、やだっ……やめて……っ」
 駄々をこねるような声で嫌がるナツキの尻からスオウが出ていく。ナツキの窄まりから、収まりきらなかった白濁が腿に伝い落ちた。
「これだけ気持ちよさそうなんだから、二本もイケるだろ」
 スオウがナツキの小ぶりの白い尻を撫でた。
「かわいいお尻だ。これを俺たち二人がかりで汚すのか」
 リュウトが楽しそうに告げた。
「……頼む、やめて。二本は、むり……」
 懇願するナツキに、リュウトが言い放った。
「やってみないとわからないだろ? 案外ナツキのお尻は貪欲かもしれないよ。それにここはゲーム世界だし、無茶なことをしてもナツキの身体は傷つかないし、傷ついたとしてもアイテムや魔法で治せる。現実世界のリアルなナツキには何の害もないんだから」
 本当だろうか。
 ナツキは内心で懐疑的になったが、乗り気の二人をどうすれば止められるのか、もうわからなくなっていた。
「じゃあ、スオウはナツキを抱いて仰向けに。俺が後ろから突くから」
「こんな感じ?」
 スオウがナツキを抱きすくめながら、仰向けに転がった。否応なくナツキはスオウの上にまたがる形になり、不覚にもスオウの腕の温もりに心地よさを感じてしまった。
 スオウの胸板にうつ伏せで身を預けて頬を乗せ、尻だけ突き出すような体勢だった。位置を調整するようにリュウトがナツキの腰に触れ、ゆっくりと尻を落とさせる。
 スオウの屹立に貫かれた。
「んんっ、あぁっ」
 よしよしとなだめるように、スオウがナツキの髪や背中を撫でる。
「俺ともキスしようか」
 スオウがそう言いながらナツキを抱き起こす。唇が重なり、舌が絡みついてきた。
「んぅっ……んっ」
 体内を突かれながらのキスは気持ちがよかった。ナツキの意識が遠のいていく。
「ナツキ、腰が揺れてる」
 後ろから眺めていたリュウトから指摘され、ナツキはたちまち恥ずかしくなった。
「……んっ、やぁ……」
 リュウトが背後からナツキの腰を抱いた。スオウがぴたりと動きを止める。リュウトは、スオウを飲み込んでいるナツキの窄まりに指を這わせた。
「キツキツだな。指一本も入る気がしない」
「……やだぁっ……挿れるな……」
「……あぁ、でも、指一本なら入りそうな気がしてきた」
 吐息混じりにそう言うと、リュウトは強引にねじ込むように、隙間から人差し指を押し込んだ。
「……っ、……っ」
 ビクビクッとナツキが小さく跳ねる。
「感じてるんだね、ナツキ」
「…………っ」
 その通りだったが認めたくはなかった。認めたら何かが終わるような気がしていた。
「ふっ……くっ……」
 がくがくと全身を震わせているナツキを、スオウがなだめるように優しく抱きしめる。
 リュウトはゆっくりと、スオウを飲み込んでいる窄まりのふちを指先でなぞった。
「ナツキのここはとても敏感だね」
「んっ、はぁっ……」
「そろそろ挿れるよ」
 リュウトがナツキの腰をつかんだ。スオウの屹立に重ね合わせるように、リュウトも突き入れていく。
「あっ、はっ、やぁっ……」
 ナツキが嫌がるように首を振った。スオウが撫でながらなだめる。
「やだっ、むり……っ」
 ナツキの窄まりは限界なほど開かれていた。強引にリュウトに押し込まれ、息をするのも苦しい。狭い器官に二本も飲み込まされ、ナツキはビリビリと全身がしびれるのを感じていた。
「ひっ……あっ、くぅっ……」
 痛いのか痛くないのかもよくわからない。ただ、みっちりと埋まった二本の屹立が、ナツキを執拗に責め立ててくるのだけは確かだった。
「あ、いく……っ、頭、変になる……っ」
「まだ挿れただけだよ」
 リュウトがゆっくりと腰を突いた。スオウも下から突き上げてくる。二人は同時に動くのではなく、それぞれのタイミングで好き勝手に動いていた。ぬちぬちと卑猥な音が鳴り、ナツキの意識が遠のいていく。
 力が入らず、がくがくと倒れ込んだ先にはスオウがいて、優しく抱き止めてくれた。
「あぁっ、んっ、ふぁっ、いや、むり」
「二人分入ってるの、わかる? ナツキのお尻は貪欲だな。ふたつも飲み込んじゃうなんて」
 リュウトがからかうような口調で告げた。ナツキはたちまち恥ずかしくなる。
「いやらしいお尻だね」
 容赦なくリュウトが腰を叩きつけてきた。少しずつ突き上げる速度が増してきて、ナツキの身体が否応なく揺れる。
「やぁっ、やめっ……いくっ、出るっ、やだっ……」
 ドクンッと身体が跳ねた。ナツキの下腹部で勃ちあがっていたものから、白濁が溢れ出していた。スオウの腹を汚してしまう。
「二人の男にお尻突かれて気持ちよくなっちゃうなんて、ナツキはイケナイ子だな。お仕置きしてあげないと」
 リュウトが深い場所まで来て、ナツキは小刻みに揺らされた。その刺激はスオウにも響くので、彼は耐えるように唇を噛み締めた。
「ひゃああああっ、やだっ、もうっ……むりっ……」
 ビクンッビクンッとナツキが跳ねる。スオウとリュウトはほぼ同時に、ナツキの中に精を放った。
「ひあぁぁぁっ……」
 二人分の本流が注ぎ込まれ、そのまま気が遠くなり、スオウの上に崩れ落ちた。
 身体の痙攣が止まらない。ビクビクと震えるナツキを、スオウがよしよしとあやす。
「ナツキ、よかったよ……すごくよかった」
 褒められて、喜んでいいのか悲しむべきなのか、ナツキにはよくわからなかった。二人の男たちから性的対象として扱われている時点で、悲しむべきことのような気もしたからだ。

つづく